home>index>夜の商売って儲かるんだな〜
ここまで結構長時間お邪魔しているけれど、これから本題の価格について話始めました。 希望の売出し価格を聞いてみると、買った時の値段が良いとの事です。 Aさんが購入したのは、築2年の3階建て(一階車庫のみ)を20年前に3,000万円で購入したそうです。 前主は借金の返済が困難になり、競売寸前の物件だったようです。 バブリーな当時の、この辺りの坪単価は55万円。 相場よりは安い買物だったでしょう。 購入前は仕事が終わると、真っ直ぐ帰宅せずここへ寄り、住環境を昼夜、調査していたようです。 通ううちにすっかり気に入ったAさんは購入を決意。 契約して、残金決済・引渡し時には、売主と債権者を前にキャッシュで臨んだようです。 私 : 「借入なしですか?すごいですね〜。」 Aさん : 「あの頃は羽振りが良かったんだよ。」 購入時に抹消して以来、この土地・建物には抵当権は付いていないようです。 どうやら金銭トラブルはなさそうです。
Aさん : 「で。いくらが良いかね?」 私 : 「帰って調査してみます。今、坪数とか分かりますか?」 聞いてみたものの、慌てて出て来たので計算機を忘れてしまいました。(汗) 携帯電話でピコピコ計算してましたが、金額に大分、差がありそうなので即答は止めました。
夜の商売... Aさんのお店は「抜き」の商売。表向きはキャバレーで、お店があるこの地域では売春メインが暗黙の世界で、警察も中々立ち入らない。通りごとに縄張りが存在し、客引きはそれを一歩も越える事が出来ないほど厳しい闇の世界。彼らを見ていて普通に、一般人ではないなと言う雰囲気がある。 Aさんもてっきりその世界の方かと勘違いしてしまった。しかし、昔は分からないまま。 欲望の渦巻く世界では、需要が減ることはないと言う。不況の影響で客足は減ったようだが、0にはならないと話すAさんは、金儲けの才能がある。Aさんのお父さんは、ラブホテルを今も経営しているそうです。 この分野に長いこと携わり、才能を発揮して金に換えていく。 普通の人からみると半端じゃなく儲かっていたようです。
自前の現金で土地・建物を買い。家具は高級品を揃え。照明はシャンデリア。 こんなに儲かっているなら、ハウスクリーニングでも入れればいいのに...と思ってしまいました。 最初にも少し触れましたが、すごい散らかりようです。どこを歩いて良いのか踏み場を探すより、遠慮なくモノの上を歩きたくなります。でも、何か変なモノを踏まないか心配です。
今日はこの辺りで失礼して、事務所で机上査定に取り掛かり、そのデータを持って改めて各部屋を見せてもらうことになりました。
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