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宅地建物取引主任者-体験記
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内見と売出価格

概算で査定価格を出すと、土地建物合わせて約2,000万円。
希望売値が3,000万円。すり合わせが大変そうだと言う印象。
机上でこの価格。現場を見れば、あの散らかりよう。建物に傷みも出ると思うので、もっと下げたくなる。
夕方、Aさんが起きる頃を見計らって、各部屋を見せてもらいました。
玄関を入り和室、応接間を見ました。脱ぎ捨てられた服が散らかっています。
天井はシミや特別な汚れは見当たりません。壁のビニールクロスは所々破れています。
造り付けのタンス押入れの扉は、破損が目立ちます。柱や鴨居には釘や鋲の跡。壁にも無数あり。柱は背比べが深々と彫られています。畳は新しい。最近、慎重したそうです。
どの部屋もタバコのヤニで壁や天井は黄色い。風呂場は床タイルが割れ、壁タイルは剥離寸前。
挙げればキリが無いほど散らかりようと同じような使い方をしているようです。
一番ひどかったのは、2階の子供部屋。壁と天井に落書き。油性マジックが材料に染み込んでいるよう。内容は相当ウーマクー(やんちゃ)な女の子が書いたんだなって感じです。
扉にはドアノブが一つも付いていません。穴も開いています。
そんな中、17・8歳くらいの女の子がテレビを見ながらメールをやっていました。側には2・3ヶ月くらいでしょうか、赤ちゃんもいました。
ほこりやタバコの煙なんかが、この赤ちゃんを襲わないかとても心配になりました。


一通り見終わって、ダイニングで売出価格についての相談を始めました。
高く見て2,300万円。妥当な価格は1,900万円。もう、正直に話してしまいました。建物は年が経つにつれ償却されるのは理解してもらいましたが、固定資産税の評価はもっと高いと言う事で納得してもらえず、2,800万円で広告を出す事になりました。
広告を出して反応を見る。反応が悪いと値を下げる。これは避けたい事でしたが、実行の運びになりました。
広告値が簡単に下がると、見ている人は売り急ぎを感じ、言えばもっと下がるんじゃないかと言う印象をもたれます。

固定資産の評価証明を取得し、建物を見ると私の査定と400万円程開きがある。やはり当てにならない。
土地の方も同じような開きがあり、こちらは低い評価がなされている。
両方足せば、査定額にまあまあ近い。
出していた広告の反応は、案の定2,800万円では1件も問合せはない。
評価証明の件と問合せ件数を伝え、2,000万円に近づけるよう話す。
あくまで、価格決定は売主がするもの。このまま希望通りの額で広告掲載しても構いませんが、年月が経つにつれ建物の価値はドンドン減っていく。
こんな話をしていると、2,600万円にして。とのこと。
200万円引いた決断を無駄にしないように、2,600万円に広告を直すことになりました。





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