数日が過ぎ、Ａさんから電話がありました。
「マンション探してくれ！」でした。
どうやらＳ不動産が案内した物件は、
Ａさん 「海が見えると言うから、行ってみると少ししか見えないんだよ！」
と、かなりご立腹の様子。
私が以前見たあの物件でしょうか。
現地の確認もしないで、資料だけで案内をしてるとこうなります。
自分もビックリ、ガッカリしているのに、お客さんになんて言い訳したのか見たかったです。
私が見て回ったところの写真をＡさんに見てもらい、良さそうな所を案内する事にしました。
眺めの良い物件は、歩く距離ではないものが多く、近くても価格が合いません。
とまりんと元総合事務局のビルが、周辺の建物の眺望にかなりの影響を与えています。（場所は那覇市泊）
地図に建物の階数を記入して、ある程度、周辺建物の高さが把握できるように資料を作り、それも見てもらいました。
Ａさんは何となく相場が分かってきたのではないでしょうか。
今度は値段の安い物件、徒歩圏内に絞り、引き続き探す事にしました。
これなら、結構豊富にあります。
より質の良い物件を集め写真を見てもらい、内見する物件を決める方向で出直す事にしました。
他の仕事をしていたのと、ちょっと慎重になりすぎ、２日掛けてしまいました。
目ぼしい物件も集まったのですが、この間にやられていないか心配しながら、Ａさんに電話をしました。
Ａさん 「え？契約したよ。」
負けてしまいました。（ガクッ）
ジャンプソウギョウする不動産屋は、野放しにしたくないのですが、お金欲しさにやっていると思われるのもシャクなので、まぁいいかな。
どんな物件なのか聞いてみると、私も２日の間にみた物件でしたがパスしている物です。
マンションのグレードが低いことよりも、２階なので目の前（道向かい）の建物で圧迫感があり、パスしていました。
ＡさんにＯＫさせたＳ不動産の話術は、８８０万円のところ８００万円まで値下げするからどうですか？って感じだったようです。
合わせて、マンションの売主は東京の人で、すぐに決めないと帰ってしまって話しが進められないと、付け加えたようです。（ｫｨｫｨ）
売主は確かに県外の法人のようですが、実際は専任で仲介している不動産業者が鍵（物件）を管理しています。
後の残取の際に、８０万円値引きしたのを理由に、登記費用を全額Ａさんに負担させてしまいました。
登録免許税の納税義務者は登記を受ける者です。
つまり、登記権利者（買主）と登記義務者（売主）が連帯して納付する義務があるのです。
連帯債務の関係はどちらも全額支払う義務がありますが、民法上の原則は分割債務。
どちらか一方に支払わせるのは違法ではありませんが、気の毒です。
価格も８３０万円での広告でした。Ａさんも一言相談してくだされば良かったのに。
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