午後2時からの取引のため、まだ眠いであろう売主Aさんが運転して来るのは心配なので、迎えに行き一緒に行きます。 マンションの残取はこの取引の翌日の予定です。 マンションの残代金支払いを済ませておかないと、引越しができません。 今日の取引では、買主Mさんに残代金の支払いをしてもらい登記をします。 鍵(建物)の引渡しは1週間後、掃除が終ってから行います。
銀行に集まり司法書士との挨拶もそこそこに本題へと移ります。 意思確認をし、本人確認をします。 その間に委任状へ記名、押印します。 雑談などを交えながら、和やかに進行していましたが、買主の住所変更が上手くいっていません。 とても真面目な方で、役所で引越し前だと話していたようです。 事項証明書(登記簿)の所有者住所を新しい住所で登記するため、急いで銀行から役所へ向かい、住所移転の手続きをしました。 新しい住民票を持ち銀行へ戻ると、司法書士の先生はこれで登記をしてくれる旨伝えると、ローン実行、残代金を小切手と現金に分けて引き出して支払いをします。 引渡しは1週間後としたので、全額ではなく、200万円程残しておきます。 司法書士には早速法務局へ向かってもらい、登記をしてもらいます。 登記の手続きは無事に終わり、売主Aさんと共に帰路につきます。 車内でお互い気持ちよく引渡しが出来るようにと再三問いかけ、シルバー人材へ依頼すると言う返事です。 しかし、普通の掃除ではあの落書きは落ちそうにないので、プロの掃除屋さんを紹介しました。
1週間後、引渡し当日。 事務所へ双方来て貰い、鍵の引渡しと残りの200万円の受け渡しをします。 仲介手数料の残金も清算します。 売主Aさんは「また手数料払うの?高いね。」と、ボヤいてます。 買主Mさんは「最初から説明してましたよ。」と、嬉しいフォローをして下さりました。 ジャンプ業者S不動産に入れ知恵されたのでしょうか。 契約時に半分、引渡し時に半分。値引きもしてあります。 もう一度説明してお願いすると、「そう言えば聞いたね。」と、理解を示して支払ってくれました。 売主Aさんから買主Mさんにお願いがあると言うので聞いてみると、実はまだハウスクリーニングをしていないとの事。Mさんの方で業者にさせて欲しいと言う事で1万円差し出します。 ま〜、しょうがないな〜。って感じで受け取り、現場へ行って見ると酷い状態です。 家具やらは全部運び出されていますが、家中埃だらけに落書きだらけ。 ゴミ袋もその辺に転がり放題、キッチンシンクの下を開けると鍋も残っている。 コンロの上にもお汁の入った鍋も残っている。 私 「Aさ〜ん!鍋ありますよ〜!」 Aさん 「ありゃ〜。ゴメンゴメン。」 急いで片付け、車に乗せるために玄関先へ移動しています。 私 「Aさ〜ん!弁当柄もありますよぉ〜!」 Aさん 「ありゃ〜!ワラバーター(子供達)が昨日来たみたいだね。」 Aさん 「ガンマリー(いたずら)ソーッサー(してるさー)。」 和室の壁紙が一部剥がされています。 誤りながら片付けをしていますが、早々に引き上げようとしている。 細々と残っている物も埃を被り、動かすと色んなものが降って来る状態。 「これ要らないから、処分してもらっていいですか?」と、開き直りのAさん。 呆れて「いいですよ。」Mさんは了承します。 各部屋をチェックすると設備は約束通り付けたままでOKです。 床が一部濡れている箇所があり、一緒にチェックしてもらう。 これまで雨漏りは無かったようで、その場所には家具が設置されていたそうです。 天井もサッシ回りも異常なし。クロスも濡れていない。 空き缶も転がっているので、お茶がこぼれてそのままのようです。
日も暮れてすっかり暗くなっているので、今日は解散する事になりました。
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